サイト改善・運営のご相談窓口 電話番号03-3261-7431 メールアドレス:office@aao.ne.jp

注目テーマ
JIS、総務省運用ガイドライン
リニューアルCMS導入
職員の啓発
タブレット・スマートフォン対応

現在位置:トップページ > 事例・実績 > 事例紹介(インタビュー) > 第10回「考えていたリニューアルの計画をゼロベースで見直しました」(後編)

無料A.A.O.公共機関
ウェブサイト通信

解説コラム、セミナー情報、調査結果等、公共機関ウェブサイト担当者様向けに最新情報をメールでお届けします。

改正JIS対応に関する
お問い合わせ

サイト内容やJIS規格対応支援等のサービスについてのお問い合わせ、お見積もり・ご相談・ご依頼は以下のお問い合わせフォーム(SSL)で承っております。

電話番号03-3261-7431
メールアドレス:office@aao.ne.jp

第10回「考えていたリニューアルの計画をゼロベースで見直しました」~長寿科学振興財団ウェブサイトのAA準拠を目指したリニューアル~(後編)

[ 2018年1月10日 ]

ゲスト
公益財団法人 長寿科学振興財団
事業推進課長 金子智隆さん
事業推進課 事業推進担当 山口貴利さん



10.ウェブアクセシビリティは終わりのない取組

アライド:事前準備からプロジェクト完了まで、全体を通じてウェブアクセシビリティの向上に取り組みました。また、試験結果の公表を行い、その後も取組を継続されています。

山口:JISの適合レベルAA準拠を目指し取り組みましたが、試験の結果、財団ウェブサイトはAA一部準拠、健康長寿ネットはA一部準拠という結果となりました。事前準備、プロジェクトの進捗管理、業者から提出される計画のチェック、業者の作業結果を財団職員が複数人で何回もチェックするなどの取組を積み重ねてきましたので、それでも問題がまだ残ったことは率直に残念でした。100%達成ということが非常に高い目標であることにあらためて気付かされた結果だったと思います。また、ウェブアクセシビリティはリニューアルの時だけ取り組むのでなくて、その後に継続することを含めて重要で、終わりのない取組なのだと痛感しました。

アライド:今後の取組についてはどのようにお考えでしょうか。

山口:ページ更新においては、更新するたびにCMSの機能を用いたチェックと総務省のmiCheckerを用いたチェックを行います。さらに機械的な検証では確認することができない点について、公開前に人による検証を徹底していく予定です。また、今後はウェブアクセシビリティ適合レベルAA準拠を引き続き目指し取り組みます。利用者にとって有益な情報を提供し続けることが事業の目的ですので、利用者のニーズを確認したうえで、取り組んでいきたいと思います。

11.これからリニューアルに取り組む団体の方へ

アライド:これからリニューアルに取り組まれる公共機関に向けて、ご経験の中から助言いただけないでしょうか。

山口:リニューアルの対象となるホームページの問題を具体的に目に見える形で洗い出すことについて、事前準備の初期の段階で行うことがとても重要だと感じました。また、アンケートやインタビューを通じて、ウェブサイトのターゲットとなる利用者のニーズを知るということも重要でした。

金子:自戒を込めて思うことですが、自分のウェブサイトがどういうウェブサイトなのかを自分達がまず理解することがとても重要だと思いました。どういう人達が見てくれていて、どのように利用したいと思っているのか。これをきちんと確認したうえで、リニューアルを機に、ウェブサイトの目的や対象を変えるのか変えないのかを、慎重に判断する必要があります。

アライド:公共機関はどうしても幅広く国民全てを対象に考える傾向があります。

金子さんと山口さんの写真金子:私達のリニューアルの目標もそのように設定しました。しかし、リニューアルが終わって次のステップに進む今の段階では、例えば、20代のよく利用してくれている人達をターゲットとすべきだったかもしれないと考えることもあります。

アライド:ある程度合格と考えられるレベルに到達できたので、より高い目標が見えてきたという側面もあるのではないでしょうか。

金子:リニューアルに取り組む前は、安価な業者から使いやすいシステムを買えればよいと、非常に安易に考えていました。しかし、事前の準備に時間と労力をかけなければ何にもならないということが、終わってみてよく分かりました。業者が決まってしまえば、スケジュール通りに進むかどうかハラハラしながらマネジメントすることしかできません。それ以前の「どうしたいのか」という柱を定める準備をしっかり行っておかないと、プロジェクトが始まって以降に考え方がぶれてしまうのではないでしょうか。

山口:今回は、専門性のある第三者に参画してもらったことが、重要でした。初めての取組だったこともあり、アライド・ブレインズに事前準備からリニューアルプロジェクトまで全体を通して参画してもらいました。その部分に費用をかけたわけですが、トータルコストとして考えてみると、安いものだったと考えています。

12. 自治体の方に向けてメッセージ

アライド:このA.A.O.サイトは自治体の職員の方も多数ご覧になっています。財団の事業は自治体との関わり合いもあると思いますので、最後に自治体の方に向けてメッセージをいただけますでしょうか。

金子:健康長寿ネットは、各自治体の高齢・福祉関連の事業に役立てていただける情報を掲載していますので、是非活用いただき、ご意見・ご指摘をいただけたるとありがたいです。

 

第10回「考えていたリニューアルの計画をゼロベースで見直しました」(前編)

A.A.O.公共機関ホームページ支援メニューのご案内

A.A.O.では、官公庁、自治体、独立行政法人、各種公共団体、民間企業などのウェブサイトのアクセシビリティ改善、ユーザビリティ改善などを強力にバックアップするサービスを行っております。

電話番号03-3261-7431
メールアドレス:office@aao.ne.jp

全ページJIS検証プログラムAion

ウェブサイト解析CRONOS2