お悩み相談コーナー お悩みその6
アクセシビリティ向上に最適な手順とは?
アクセシビリティを向上させるために、どのような手順で取り組めばよいのかわかりません。(自治体の方より)
回答
平成17年12月、総務省から、地方公共団体がホームページのアクセシビリティの向上・維持のために、どのように取り組んだら良いのか、基本的な考え方と実践のための具体的な手順をまとめた「みんなの公共サイト運用モデル」が公開されました。
「みんなの公共サイト運用モデル」には、地方公共団体の職員がアクセシビリティ配慮を実践するための具体的な手順を示したガイドや、書き込んで使えるワークシート等が用意されています。これらを活用してはいかがでしょうか。
例えば『簡易点検ガイド』には、日々のホームページの追加・更新の際、特別なソフトを使わなくても、普段業務に使用しているプリンターやパソコンを使って簡単にホームページの点検ができる方法が紹介されています。まずは「簡易点検ガイド』を参考に、現在のホームページのアクセシビリティを点検し、問題点を把握しましょう。
また、人事異動で作成する人が変わっても継続して配慮を行うためには、作成のガイドラインやマニュアルの整備が大切です。『基本検討シート』には、アクセシビリティの向上のために必要な項目が示されていますので、対応できそうな項目をピックアップして検討を進めます。『詳細検討シート』には、配慮の必要性の解説や具体的な対応例などが示されていますので、具体的な方法を決めたら、ガイドライン等に盛り込んでください。
この他にも、「みんなの公共サイト運用モデル」には、アクセシビリティに関する業務の目標や実施スケジュールの設定の例が示された『目標・実施計画設定ガイド』や、障害者・高齢者によるユーザ評価を実施するための『障害者・高齢者による評価手順』など、多数のガイドやワークシートが用意されていますので、是非参考になさってみてください。
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「みんなの公共サイト運用モデル」を活用した取り組みを進めている公共サイト
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総務省モデルガイダンスサービス
品質解析ロボット「CRONOS」によりサイト全体のアクセシビリティ傾向等を評価し、運用体制まで含めた現状把握を行なったうえで、コンサルタントが「みんなの公共サイト運用モデル」にどのように取り組むか、ガイダンスを行います。
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