第7回「サイト全体で品質改善を目指した川崎市ホームページのリニューアル」(前編)
[ 2013年6月13日 ]
ゲスト
川崎市市民・こども局シティセールス・広報室
高石佳明さん
1-6.事前準備の成果を拠り所にぶれることなく検討を推進
アライド:今回は2年度にまたがって約12ヶ月の事前準備を実施されたわけですが、もし事前準備を行なっていなかったらどうだったと思われますか。
高石:事前準備は不可欠なものだったと感じています。職員だけでは今回のような拠り所となる資料を用意することは困難であったと思いますし、情報分類、デザイン、CMS導入等にもっと時間がかかったと思います。また、事前準備を実施していたおかげで、CMS構築業者から提示される各種資料等について良し悪しを判断する経験値を身に付けることができました。
アライド:デザインや情報分類などの検討を具体化していく中では、庁内でもいろいろな調整が必要になったのではないかと思います。事前準備の成果をどのように活用されたのでしょうか。
高石:庁内では、こういう問題があるからこういう改善案になると、根拠を持った説明を行うための材料として活用しました。
また、どうしてその様な改善案になっているか、本当にその方針で良いのかということに立ち戻る必要が生じた際に、背景や意図を確認するために使用しました。特に情報分類やデザインについては、調整を行う中で様々な意見が出て変化していってしまうので、事前準備の検討結果を踏まえることで重要な方針がぶれることなく検討を進めることができました。