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第12回「3年半かけて取り組んだ姫路市公式ウェブサイト全面リニューアル」(中編)

[ 2020年3月6日 ]

ゲスト
姫路市 市長公室 広報課
課長 松本美樹さん
係長 神脇英司さん



アクセシビリティ改善への取組

姫路市公式ウェブサイト「ウェブアクセシビリティへの対応について」

アライド:事前準備でおっしゃったのが、一つはまずCMSで1番いいものをどうやって選ぶか、そして組織ごとだった情報の分類を情報カテゴリーにする、その前にとにかくページを削減するということに力を入れた、ということでした。途中で話がでてきたアクセシビリティの改善というのは、事前準備の段階で始められたように聞こえたのですが、それはどんな感じで始められたのですか。

神脇:1回目の職員研修をやっていただいた時にアライドさんに少し説明をしていただいて。

アライド:それは2016年ですか。

神脇:2016年の秋、10月ですね。その研修の後に、ページの削減を各担当課に依頼し、それと同時に私の方で全体のページのアクセシビリティを改善するためにまず、文字間の空白や日付、機種依存文字などを全体的に検索して修正しました。

アライド:それは神脇さんご自身がやった、そして、こういう風にやったよ、ということをそこで説明した、ということですね。それは、担当課の方にやってもらうよりも、広報課で、ご自身でやってしまった方が早い、というご判断ですか。

神脇:そうですね。あまり各担当課に負担をかけるのもどうかと思ったので、とりあえず担当者にはページの削減の見直しだけをしていただきました。それで広報課は待ち状態になりますので、できることをやろう、ということで、そういう簡単なところから始めました。

アライド:今おっしゃったのは、スペースがある文字空白を潰すというのと、日付や機種依存文字の表記を変えていく対象をリストアップして潰していく、ということですね。結構ありましたか。

神脇:ありましたね。しんどかったです。

アライド:それも時間がかかりますよね。数の単位的に言うとどのくらいありましたか。文字空白を修正する箇所は。

神脇:箇所数で言ったら、万単位だったと思います。

アライド:すごいですね。姫路市さんの当時のサイトが37,500ページくらいあったわけですけれども、そのくらいのサイトであると、万単位の文字空白っていうのがあるということですよね。1万ページくらいあるサイトであったとしても、そういう可能性があるということですよね。

神脇:1ページに2,3箇所は絶対あるという感じだったと思います。2017年の総務省の「国及び地方公共団体公式ホームページのJIS企画対応状況調査」で総ページ数の97%のページに問題があるという結果でしたから。

アライド:例えば、よくリニューアル事業者さんにやってもらえばいいじゃないかということをおっしゃる方が多いと思います。事前に、ページ削減は担当課に依頼する、その間に広報課で潰せるものは潰しておくという、リニューアル事業者さんに依頼してもいいものを事前に姫路市でおやりになったというところの意義というか、どうしてそういう風に考えられたのか教えていただけますか。

神脇:単純に移行期間を短くしたかったという考えです。姫路市でやれることをやれば、その分移行期間が短くなって、姫路市の確認時間が増える、というところですね。

アライド:事前準備の中で、広報課の方が自分たちでやったほうが、リニューアル事業者さんにやってもらうよりも、もしかしたら早いかもしれないということですよね。そうすると、移行の作業期間が結果的に短くなる、そして、全体の期間の中で、姫路市さんがしっかり確認をする作業時間が長くとれる。なるほど。それは後でまた教えてください。


サイト構造設計

アライド:事前準備で、情報分類と同時に、ある程度設計もおやりになったと思いますが、どこまで事前準備で実施されたのでしょうか。

神脇:サイト構造設計ですよね。ここも大まかなところですよね。グローバルメニューをどうするか、とか、リニューアル方針からだと思いますが、どういう風なサイト作りをするか、という方針ですよね。姫路市としては、姫路城がありますので、姫路城をアピールしたいという方針と、情報分類を全体的に見直して利用者の利便性を向上するというところですね。

アライド:事前準備の段階で、基本的な設計を作り上げてしまっておく、ということですね。事前準備の段階で、大きな枠組みというか、基本的なベースとなる設計を作っておかれるということの意味はどういうところにありますか。

神脇:その後の作業自体に影響してくると思いますが、それがあるだけで作業がスムーズに進むと私は思います。道標というか、方針が決まっていれば、移行していく作業にしても、リニューアルプロジェクトで細かな設計を行うにしても、この項目どうしようか、と迷うことがなく、これはこの方針で、みたいな感じでスムーズに作業が進みます。

アライド:建物でいうと、大きな柱はここに置く、というのはしっかり事前に決めておいて、あとの細かい見た目のデザインだとか、細かなものの配置だとか、そういうことを少しゆっくり考える時間が後ろでとれる、ということですね。
事前準備でリニューアルの方針、つまり、分類も設計もこういう方針でやりますよ、ということをしっかり固めておく、ということですね。

神脇:そうですね。大まかな骨組みを事前に決めました。

アライド:それらを提示して、これに沿った形でやってくださいよ、という提示の仕方をされるということですね。


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