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第12回「3年半かけて取り組んだ姫路市公式ウェブサイト全面リニューアル」(後編)

[ 2020年3月6日 ]

ゲスト
姫路市 市長公室 広報課
課長 松本美樹さん
係長 神脇英司さん



職員研修

アライド:リニューアル事前準備から、アクセシビリティ改善、リニューアルプロジェクトとお聞きしてきました。その中で、最初の2016年から始められている職員研修というのがありますが、職員研修を毎年ずっと続けられ、特にアクセシビリティを中心とした職員研修だと思いますが、これを毎年実施される目的について教えていただけますか。

神脇:そうですね、毎年職員の異動があってホームページ担当者が変わります。また、新しく入ってきた方に対しても、ウェブアクセシビリティというものを理解してもらうために、毎年研修を実施しています。

アライド:リニューアルに関する作業の中で、担当課の方にも協力をお願いされていらっしゃいました。ページ削減をはじめ、移行の確認もそうですし、色々なところでご協力をいただいていた、その中にアクセシビリティの改善に関するものがあったと思います。研修がアクセシビリティ改善に効果があった、とかいうことはありましたか。

神脇:あったと思います。研修をした後、担当課から、じゃあこれはどの様に改善したらいいのか、という問い合わせの電話が結構あったので、そのあたりは意識してくれたのかなと思いますね。

アライド:4年続けて研修を実施されていますが、異動があるからこそ受講されている方が増えているとも言えるのじゃないかと思います。続けることの効果はありますか。

神脇:そうですね、研修を継続して実施することによってアクセシビリティを理解する職員が増えるということはありますね。

アライド:その効果っていうのは、4年で目に見える結果が出ているのか分からないですが、どうですか。

神脇:出ていると思いますね。

アライド:一番大きいのはどういうところですか。意識改革が大事だということを話されていましたが。

神脇:それもありますね。やはり最初に受けた方がどんどん役職が上がっていって、上の方の理解というのができてくると思います。

アライド:受講した人の役職が上がっていくわけですね。そうすると、アクセシビリティは大事だから、部下の方に頑張って対応しろよ、と。それはいい循環ですよね。では今後も、可能であれば続けていかれるというお考えですね。

神脇:そうしたいと考えています。

アライド:今回リニューアルを行なって、非常に良い効果を出されていると思います。アクセシビリティだけではないと思いますが、既に取り組まれているものや始まっているもの、リニューアル公開後に始めていきたいことはありますか。

神脇:公開後、ですよね。

アライド:一つは、アクセシビリティ。せっかくここまでかなりホームページ品質を上げられていると思うので、やはり品質維持は大事だと思いますか。

神脇:1度達成したら終わりではなくて品質を維持していくっていうところは大切だと思いますね。あとはログ解析を行なって、利用者の動向を解析して、市のウェブサイト自体の利便性をもっと上げていきたいなと思いますね。

アライド:我々が支援している中だと、一度情報分類とサイト構造設計の見直しを行なって、公開をした数年後に、5年とかではなく2、3年後に、もう一度まさにアクセスログを取りながら、場合によっては情報分類とかサイト構造設計を、少し変更してみるといった取組をされる場合があります。そういうことは視野に入れていらっしゃいますか。

神脇:入れています。仕様書の保守の項目でそういうところも書いていますので。

アライド:そうですよね。大事ですよね、保守。

神脇:はい、大事です。

アライド:保守の中で、これくらいは改善作業があるよ、ということを前提に、保守の費用の中でやって下さい、ということですよね。とっても大事ですね。そこを書いておかないと、後で頼んだら、いくらかかります、と言われてしまいますから。とても大事ですね。


関連サイトへの取組

アライド:もう一つ、既に始めていらっしゃる、関連サイトへの取組についてお聞かせ下さい。総務省のガイドラインでは、公式ホームページだけではなく、市民の触れるもの、庁内の職員が使うシステムに至るまで、全てアクセシビリティの対象、ということを求めています。関連サイトについて、数もたくさんあると思いますが、そこへの取組についてどの様に考えていらっしゃいますか。

神脇:取組みとしては、2017年の職員研修から、指定管理者の人にも参加して下さいという呼びかけをしていて、結構来ていただいているかなと思いますね。

アライド:2017年から、指定管理者の人も対象に研修を行なっているわけですね。結構来られているのですか。

神脇:結構来ていますね。研修を受講した後に電話で相談を受けたり、思った以上に真剣に取り組んでもらっています。

アライド:それでは、2017年の段階から少し進んでいる可能性がありますね。

神脇:対応はぼちぼちやっていまして、今年度に5サイトだけですけれども、アクセシビリティJIS試験のところまで漕ぎつけた、というところですね。

アライド:でも試験までいくわけですね。すごいですね。今後はどんな感じで進めていかれる予定ですか。

神脇:今のところ、指定管理者の施設が96施設あって、サイトとしては81サイトあります。段階的に、対応できたサイトに対して、毎年度JIS試験を実施していくという形で進めていく予定です。2020年度は12サイトのJIS試験を予定しています。

アライド:結構ありますね。

神脇:ありますよ、指定管理者の運営サイト。

松本:指定管理多いですね。どんどん増えています。

アライド:確かに、指定管理者にやってもらっているサイトって、市民が直接使うものって多いですね。私のところにも、問い合わせが増えています。公園を管理しているサイトや、バーベキュー施設、とか。指定管理者の方からすると、継続している業務の他に、アクセシビリティ対応の要件が追加され、問い合わせをするならここにかけろということだけ情報を得て、アライドに問合せしたという感じです。自治体さんに事前に言っといて下さいよ、と思いました。なんでいきなりバーベキュー施設の方から問合せがくるのだろうか、と思ったら、河川敷にあるバーベキュー施設を管理している指定管理者さんでした。そういうサイトこそ、本当に直接市民が使うし、情報をわかりやすく簡単に得られる様にする必要がありますね。


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