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繰り返されるCMS導入プロジェクトの失敗
第1回:CMS導入プロジェクト失敗の現状

[ 2009年4月21日 ]

執筆担当
目次 徹也
(めつぎ てつや)


プロジェクト失敗の原因は

ここ数年公共機関ウェブサイトにおいて、毎年CMS導入件数が増加しているようです。新規にCMSを導入するケースの他に、CMSの入替も増加傾向にあります。しかし、毎年弊社に寄せられる相談の中には、未だにCMS導入プロジェクトの失敗に伴う事後の対応に関するケースが多く、これについて残念ながら増加傾向にあります。

公共機関ウェブサイトとして求める基本品質の要求レベルが高くなったこと、アクセシビリティ対応の重要性についての理解が高まってきたこともその理由として考えられますが、もう一つ重要なことがあります。それは、CMS導入業者の対応が、公共機関の求めるレベルを満たしていないことです。

要求仕様の確認が曖昧なままカスタマイズ

CMS導入業者の対応の問題は、大きく2つに分けられます。その一つは、技術レベルに関するものです。CMSプロダクトそのものの機能は、年々進化しており、使い勝手の向上も進んでいます。しかしながら、実際にCMSを運用する公共機関の担当者からみるとユーザーインターフェースの点でまだ機能不足の部分が数多く残っています。したがって、どうしてもカスタマイズする必要があります。

カスタマイズする際に公共機関担当者の意向を正しくヒアリングし、要求仕様をきちんと合意した上で作業を進める必要がありますが、実際にはそのプロセスが正しく完了しないまま作業を進めてしまう場合が多いというのが実情です。公共機関担当者とCMS導入業者の間で仕様確認が曖昧なままCMS導入業者の勝手な解釈による仕様でカスタマイズを行ってしまえば、使い勝手の良いシステムになる可能性は当然のように低くなってしまいます。

プロジェクト管理を安易に考えるケースが多い

そしてもう一つの大きな問題が、プロジェクトマネージメントに関するものです。ウェブサイトに関するプロジェクトは、他の業務アプリケーションシステムと比べプロジェクト管理を安易に考えているケースが多いと感じています。業務アプリケーションシステムより難しい問題があることにCMS導入業者は、殆ど気付いていません。特にコンテンツの移行作業に関する重要性の認識が、公共機関担当者とCMS導入業者間で異なる場合が多い様です。結果として、予定していた公開日に要求仕様を満たすウェブサイトを仕上げることが出来ないために公開日を遅らせてしまうことになります。或は要求仕様を満たさないまま公開に踏み切ってしまうというケースも未だに多いのが実情です。

それでは、どうしたらこれらの問題を起こさないように出来るのでしょうか。次回は、これらの問題を起こさないための対応方法についてお話しします。

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