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第1回 コンサルタント座談会
これまでの取り組みの中で感じること
ウェブの向こうには必ず「人」がいる

[ 2006年5月30日 ]

執筆担当
伊敷 政英
(いしき まさひで)



いろいろなユーザーのウェブ利用の現場に立ち会うことが最も勉強になる

伊敷:  皆さんはこれまで、障害を持つ方々がウェブを使っているところを実際に見てきていると思いますが、その中でユーザーから学んだことはありますか? また普段はどうやって勉強していますか?

内田:  一番勉強になったのは A-Compass ですね。私はあまりテストなどには立ち会っていないのですが、協力していただいた方々のコメントを見ていると、ウェブサイトを評価する箇所が人によってまったく違うことがよくわかります。

伊敷:  A-Compassのテンプレートを作ったとき、アクセシビリティ要件として正しいHTMLでの記述やWCAG1.0への準拠などを設定しましたが、これらをクリアしていても、実際にユーザーに使っていただくといろんなコメントが寄せられますね。

米田:  初めて、寝たきりの方が唇の動きだけでものすごいスピードでスイッチを操作してウェブを使っているのを見た時はびっくりしました。またパソコンボランティアのイベントに参加し、ボランティアの方がどのようにユーザーを支援をしているかというのも勉強になりました。技術的なことはA.A.O.を更新しながら覚えていきました。

青木:  自治体にいたときは本やウェブサイトの情報を頼りに勉強しました。当時はウェブコンテンツJISの制定前で、総務省の指針やWCAG1.0を参照しました.。「ウェブユニバーサルデザイン」のセミナーに参加したときに、視覚障害の方が音声読み上げソフトでウェブを利用しているビデオが紹介されたのですが、私には聞き取ることができないくらいの速いスピードで読んでいるのに驚きました。アライドに入ってからユーザーテストに同席する機会がありましたが、利用者の方と接して初めて感じられること、本を読むだけではわからなかったことの多さを痛感しました。

座談会中の写真
左から、内田、米田、青木

ウェブは多次元メディア、想像力とワクワク感がよりよいウェブサイトを生む

内田:  去年、東京女子大学の渡辺先生の研究グループが支援技術の評価をしました。例えば市販の音声読み上げソフトで、アクセシブルなはずのコンテンツをどこまで読み上げたり操作できるかという評価をしました。その結果、WCAG1.0に準拠して作ったコンテンツでもきちんと操作できない場合があることが如実にわかりました。今まで取り組んできたアクセシビリティはウェブコンテンツに対するものでしたが、それだけでは不十分で、ブラウザや支援技術、ウェブサイト制作ソフトにも問題があるわけです。そういったことがうまく組み合わさっていかないと最終的なアクセシビリティは実現できないと思います。しかもWCAG2.0が出ると、HTMLやXHTMLだけではなくてJavaやFlashなど、いろいろなことを考える必要があります。技術要素が増えてきて、特に自治体の職員の方にとってはとても難しくなってくると思いますね。

青木:  自治体のウェブサイトは正確・迅速な情報提供が使命ですが、利用者に楽しんでもらえるコンテンツの充実やセキュリティ対策など、アクセシビリティ以外に様々な要求があります。どこでバランスを取るかがすごく難しいと思います。行政広報では住民と双方向のコミュニケーションをしていくことが重要です。そういう意味でウェブサイトは非常に有効な媒体になります。利用者にとって何が大切なのか、常に利用者のことを考え、想像力を持って仕事をしてもらいたいと思います。

米田:  以前、聴覚障害の方があるところへウェブから問い合わせをしたら、返事は電話でしかもらえないというので、結局コミュニケーションが取れなかったという話を聴きました。ウェブコンテンツJISではユーザーと対話する仕組みを複数用意することが求められていますが、それを満たしていてもサービス全体がアクセシブルになっていないと、電話で返事が帰ってきてしまうような事態になります。もっと色々な人が、サービス全体のアクセシビリティについて考えていく必要があると思います。

内田:  私が普段仕事をしていて思うことは、ウェブというのは、画面を目で見て使うインターフェイスだけではなくて、音声で使うという環境もあり、センサーで使う環境もある、印刷物とはまったく違う多次元型のメディアだということです。ウェブサイトを作るときにはユーザビリティやデザインを考えますが、「目で見てマウスで操作する」という環境だけではなくて、音声やセンサーで使う環境にも同じようにユーザビリティやデザインがあると思います。コンテンツは1つだけど、使う環境によって物理法則が違う世界になるという感じでしょうか。こういう想像力が働くかどうかってとても大事だと思います。もちろんすべて100点というのはないと思いますが、こういう多次元のものを上手に作ろうと思うと、今までのメディアとはまったく違う作り方が必要になりますね。でもこういうことって私としては「本当に作れたらすごいな」ってとてもワクワクするんです。皆さんにもぜひこのワクワク感を持っていただけたらと思います。

「第1回コンサルタント座談会」はいかがでしたか?この座談会は、メンバーとテーマを変え、継続的に開催予定です。どうぞご注目下さい。

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