2026年 調査実施中 A.A.O.ウェブサイトクオリティ実態調査とは?
[ 2026年5月15日 ]
執筆担当 市原 春香(いちはら はるか)
アライド・ブレインズでは、公共機関ウェブサイトの品質向上のための指標として役立てていただく目的で、2006年より「A.A.O.ウェブサイトクオリティ実態調査」を実施しており、第19回目の調査を2026年3月より開始し実施中です。
国内ウェブアクセシビリティの取組発足から続く調査です
公共機関のウェブアクセシビリティの取組は、さかのぼること21年前、2005年の総務省「みんなの公共サイト運用モデル」の公表をきっかけに、本格的に推進されるようになりました。アライド・ブレインズ株式会社は総務省より「みんなの公共サイト運用モデル」作成に関する調査研究を請け負い、モデルの作成を担当しました。
当時の公共機関ウェブサイトは、すべての団体で、現在と比較してアクセシビリティ、ユーザビリティの問題が著しく多い状態でした。しかし、ほとんどのご担当者様は、ご自身の管理しているウェブサイトが何ページの規模であるか、問題がどの程度あるか、全くご存じありませんでした。ウェブアクセシビリティという概念を国内に導入するにあたり、まず実態を知っていただくことが不可欠であると考え、「みんなの公共サイト運用モデル」の公表翌年の2006年よりA.A.O.ウェブサイトクオリティ実態調査を開始いたしました。
以来、ウェブサイトの改善がどの程度進行できているか、取組が効果をあげられているかを把握するための指標として多くの公共機関に活用いただきながら、調査を継続しております。
総合的に品質を確認することの重要性
全ての国民に対してわかりやすい情報発信を求められる公共機関ウェブサイトは、一側面からのみの評価や、改善を行うだけでは不十分です。
A.A.O.ウェブサイトクオリティ実態調査は、弊社独自に開発した解析システム「CRONOS」を用いて実施しています。CRONOSは様々な観点からウェブサイトの品質を解析し、総合的な調査結果をご提供します。
- アクセシビリティ(JIS X 8341-3 / 障害者差別解消法対応)
- ユーザビリティ(検索性 / 表現のわかりやすさ)
- 機械判読性(情報分類 / サイト構造設計)
- リスク対応(有害情報 / 誤情報 / 古い情報)
過去の調査結果を確認してください

2025年の調査結果一覧
2026年の調査を順次開始しています。
2006年以来の調査結果を確認し、品質が向上できているか検討してください。
本調査の特徴
ウェブアクセシビリティのJIS規格改正が予定されスマートフォン対応が強く求められていること(連載コラム「JIS X 8341-3改正動向と公共機関HPに必要な対応」を参照ください)などを踏まえ、2025年の調査より調査対象を「スマートフォン表示」としています。
そのほか、本調査には以下のような特徴があります。
- リンクが有効な全てのファイルが対象
ウェブサイト内で品質が確保できているページとできていないページが混在する状態は、利用者の混乱を招く致命的な原因となります。一部のページを対象とするのではなく、サイト全体の全ページを分析しています。 - Aレベル~Eレベルの5段階で総合的に品質を評価
調査結果の順位付けは行なっておりません。調査対象とさせていただいたウェブサイトの現時点での評価レベルを公表することにより、各ウェブサイトの品質の更なる向上のきっかけとしていただきたいと願っております。
PDFファイルのアクセシビリティ、ユーザビリティの解析を追加
公共機関ウェブサイトは、大量のPDFファイルが公開されています。しかし、PDFファイルの品質管理・情報管理が、HTMLファイル以上に行き届いていないことを確認しており、大きな情報格差を生みかねない問題であると認識しています。2026年度調査では、一部の団体を対象にPDFファイルの品質についても調査し、傾向や課題を、公共機関の皆様にお伝えしていく予定です。
調査を進行し、結果をA.A.O.に順次公表します
調査結果はA.A.O.サイトに順次公表してまいります。
本調査結果の詳細についてコラムやメールニュース等で解説していくほか、結果を解説するセミナーを開催することを検討しております。
皆様の取組にご活用いただけるよう引き続き情報発信を強化してまいります。
お問い合わせ先
アライド・ブレインズ株式会社 公共コミュニケーショングループ
電話:03-3261-7431 / ファックス:03-3261-7432
メール:office@aao.ne.jp




